5歳の娘と2歳の息子の2児の母です。
この記事では、「スマートキッズベルト」について紹介します。
そのコンパクトさ、取り付けやすさ、持ち運びやすさから最近人気となっているスマートキッズベルトですが、実際どういうもので、使い心地はどうなのか?
実際に使ってみた筆者が、ジュニアシートとどう違うのか、それぞれのメリットとデメリットなどを実体験を交えて紹介します。

ジュニアシートにするか、スマートキッズベルトにするか悩んでいる人、スマートキッズベルトについて知りたい人におすすめの記事です。
ジュニアシートとスマートキッズベルトの基本情報
ジュニアシートとは?
ジュニアシートは、チャイルドシートの1つ。
チャイルドシートは、体格が小さい子どものための座席ベルトに代わる乗員保護装置。
自動車の運転者は、6歳未満の幼児を車に乗せて運転する際は、必ずチャイルドシートを使用しなければならないということが、道路交通法により決められています!
万が一の交通事故発生時において、チャイルドシートは子供の命を守るために必須。スムーズに車に乗せてあげるためにも、年齢や体格に合わせて子供がなるべく座りやすいものを選んであげるといいです。
市販されているチャイルドシートとしては、乳児用、幼児用、及び学童用の以下3種類に分類できます。その内、学童用のものがジュニアシートになります。
・乳児用(新生児~1歳頃まで)ベビーシート
・幼児用(1~4歳頃)チャイルドシート
・学童用(4歳頃~12歳頃)ジュニアシート
乳児期から使っていたチャイルドシート(ベビーシート)がサイズアウトして、狭くなってきたと感じたら、ジュニアシートへ切り替えの時期。
一般的に身長100cm、体重15kgから使用できます。
ジュニアシートには、背もたれありのものと背もたれなしのものと2種類あります。
ジュニアシートのメリット、デメリット
ジュニアシート(背もたれあり)

筆者の家では、乳幼児期から使用していたチャイルドシートが小さくなってきたなぁと感じた3歳頃に、このタイプのジュニアシートへ変更しました!
子供をチャイルドシートに乗せるたびに、「おまたのところが痛い~!」と訴えてきていたので、切り替えたところ、少し大きくなって座りやすくなったことに加えて、新しさもあり、しばらく乗るたびに本当に喜んでいました~!その前に使用していたチャイルドシートより座面が低く、一人で乗りやすかったので子供はよじ登って簡単に座っていました!
- 成長に応じて使用できる
- 背もたれがあるので子供が寝ても体が安定し、安全性も高い
- 長距離ドライブでも疲れにくい
- 価格が比較的高い
- ベビーシートのように大きいので車内の場所をとる
- (加えて、うちの車だけかもしれませんが、ベルトをベルトのロック部分にはめにくい)
ジュニアシート(背もたれなし)

ジュニアシートで背もたれなしのいわゆるブースターシートは、体重22kg以上、身長125cm~向けです。
筆者の家で使用していたジュニアシートは、背もたれ部分を取り外して座面(ブースターシート)のみにすることができるタイプのものでした!
背もたれなしのものだと、背もたれありタイプに比べて価格は安価なので購入しやすいかと思います。
- 価格が比較的安い
- コンパクトなので場所をとらず、車内を広く使える
- 軽いので持ち運びしやすく、設置も簡単
- 背もたれがないので、子供が寝てしまうと不安定
- 頭や両サイドの支えがなく、背もたれありに比べると衝撃に対して不安がある
- スマートキッズベルト
スマートキッズベルトとは?

世界で唯一の携帯型子供用シートベルトです。
ポーランドで開発されたもので、EUやUS基準の厳しいクラッシュテストを経て安全認証を取得し、日本国内でもEマーク適合と認められているので、日本国内で安心して使用することができます。
また、スマートキッズベルトの特徴ですが、とても軽量かつ装着も簡単。・・・重さたったの120g!!!そのため、旅行時などに一緒に持っていくことができるという便利さがあります。
適応体重体重15kg~36kg以下の子供向けで、目安として3~12歳向け。
3点式シートベルトの車で使用できます。
また、後部座席での使用が推奨されています。
スマートキッズベルトのメリット、デメリット
筆者の家では、上の子供が4歳半頃の時、ジュニアシートからスマートキッズベルトに変更しました!
知人きっかけで知り、その有能さにすぐ購入して試してみたところ、使いやすく、海をまたいだ旅行が多い我が家には、持ち運びできるという点がかなりありがたく、今でも重宝しています。
しかし、軽い、安い、場所をとらないなどのメリットがある一方で、寝てしまった時に子供の体を支える部分がないので不安定になるといったデメリットもあります。
- とにかく軽い。重さはわずか120gで、ジュニアシートに比べて場所もとらないため、後部座席に子供を3人乗せることも可能
- 取り付けが簡単なので容易に持ち運びが可能。旅先でのレンタカー利用時などに便利。
- 価格がジュニアシートに比べて2本で4,980円(税別)と安い
- 子供が自分でベルトを装着することが可能なので嬉しそう
- ジュニアシートと比べると背たれがないので子供が寝てしまったときに不安定
- 頭のクッションや両サイドがないので、背もたれありジュニアシートに比べると衝撃に不安
- 座面がないので身長が低いうちは窓から外が見にくい
簡単!スマートキッズベルトの取り付け方

スマートキッズベルトの装着は、思っていたよりずーっと簡単です。
ポイントは、しっかりロックすることと、上下クリップの位置です!
1.まず子供を座らせて通常通りシートベルトを着けます(小さいけどダッフィーで代用…)

2.腰を通るシートベルトの付け根部分と子供の腰との間にスマートキッズベルトの下部クリップを固定します
クリップのロックを外して、広げてシートベルトを挟み、カチッとなるまでロックをします。
クリップのロックを外したりはめたりするのにそんなに力はいらないです。

3.上側のクリップが子供の肩の真上の位置にくるように、ベルトアジャスター(中央部)で調整する

4.上部クリップを肩ベルトに固定する
子供の肩の真上の位置で、シートベルトを上部クリップではさみ、カチッとなるようにロックします。
この時ベルトがねじれないように注意!

5.完成~!
以下チェックポイントが問題ないかどうか、確認します。

スマートキッズベルト体験レポート

実際にスマートキッズベルトを使用している我が家ですが、なぜスマートキッズベルトを使おうと思ったのか、また、使ってみて実際どうだったのかを紹介します!
スマートキッズベルトに変えようと思ったきっかけ
筆者の家では、娘が3歳のころに、赤ちゃんの頃から使っていたチャイルドシートから背もたれ付きのジュニアシートに変更しました。
当時、身長が100cm、体重15kg以上あり、使用していたチャイルドシートの乗るたびに娘が「きつい」と不満を漏らしていたので、早いかな?と思いつつもジュニアシートに変えてみると、ちょうど良かったみたいで、気に入っていました。(ちなみに、娘は比較的体格がかなりいいほうです!同じ年齢の子より頭一個分大きかったです)
ジュニアシートでは、長距離運転で眠ってしまった時も、両サイドと頭のクッションで体も安定していました。
しかし、下の子(息子)もいるので、車を運転するたびに、息子をチャイルドシートに乗せた後、娘をジュニアシートに乗せ、目的地に到着した後は、まず息子をおろし、次に娘をおろすという作業が、ジリジリきついなと感じていました。

小さいお子さんが3人以上いる家庭は、もっと大変かと思います…。
そんな時、たまたま友人の車に乗せてもらった際、シートベルトに赤いクリップがついているのをみて、初めてスマートキッズベルトについて知りました。
「これはなんだろう?」と思い、友人に聞いてみると、子供用のシートベルトで、赤いクリップ部分を外せば、大人が座ることもできるとのこと。
「そんな便利なものがあったのか!知らなかった!」と驚き、すぐに調べて購入しました。
スマートキッズベルトに変えてみた結果

我が家では、ジュニアシートを外してスマートキッズベルトをつけることで、以下の発見がありました。
- 子供が一人でサクッと乗ってベルトをすぐつけてくれるように!
- 後部座席に3人乗れるようになり、浮いたスペースに荷物を置くことができるように!
- 椅子に乗せる作業が1人分減ったのでママが楽に!
- 寝てしまったとき、前かがみの体勢になっているのが不安定で少し心配…!
- 持ち運びが楽なので、帰省時や旅行時に携帯して持っていける!(海を渡る機会が多いので助かった…)
- 子供のベルトがちゃんと締まっているかしっかり確認が必要!
個人的にはスマートキッズベルトに変えて良かったと思っています。
スマートキッズベルトのメリットの部分が、我が家のニーズに完璧にマッチしたためです。
ただ、懸念点としては、やはり安定感のところです。子供が寝たときに、安定しているほうが安心という方は、背もたれ付きのジュニアシートのほうがいいかもしれません。
まとめ
ジュニアシートにするか、スマートキッズベルトにするか、背もたれつきかなしか、、、などなど。決して安い買い物ではないと思いますし、買う前に慎重になって悩む気持ち、とてもわかります。
我が家では3歳~はジュニアシートがマッチングして、4歳半~はスマートキッズベルトがマッチングしましたが、何がマッチングするかは各家庭それぞれ。
何を選ぶかは、ご自身の子供の成長や、状況に合ったものを選んで利用するといいと思います。
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